船着場に足を下ろせばおのずとわかる、マイエラへ続く巡礼街道。その道を中心に、左右に栄えるのはこの地における領主の街、サン・ドニ。
もしも領主が生きていたら、
もしもその領地が栄えていたなら、
もしも兄と暮らしていたなら、
もしも、

領主の息子と彼が、子供の頃に出会っていたのなら。

そんな、お話です。


ククール 13才くらい。サン・ドニ領主の息子、次男。
家族を愛していて、でも遠慮がちで素直になれない。
一言で言ってしまえば幸せな不安を抱える少年。
マルチェロ 17才くらい。サン・ドニ領主の息子、長男。
妾腹だが幼い頃に母親は病死したため本妻の元に引き取られた。
義母親には言い切れぬ感謝と愛を持つ。
本当に、まっすぐとしたいい人。
エイト 10才くらい。あの人とあの人の子供。
小説中から色々深読みしてください(笑
ククールの父 ルイ(私は勝手にそう呼んでいました。太陽王をイメージ)
遠くアスカンタからの血を引く領主。
美しいものと女の人が大好き!!
ククールの母 マリー(私は勝手に以下略)
サザンビーク出身。
物語には筆記していませんが、オークニスあたりの血も入っていたらいい。

※なんとなくアスカンタ大陸はフランス、サザンビーク大陸はイギリスのイメージで書いてあります。
※ちなみにClaraはラテン語です。