SPEED KILLS
(ダメ。絶対。)
透けた素材で仕立てられた赤いナイトガウンの裾が廊下の床の上をすべる
見た目だけで選んだミュールは足音がうるさくて困る
・・・・まあ、鳴る足音も便利といえば便利なのだが
夜空に散っている星の輝きが薄れて、東の空がうすむらさきいろになるころ、ホグワーツの中の教師セブルススネイプの研究室のドアが音もなく開けられたしのびあしでは石の床の上を歩く
ランプの弱い明かりをたよりに注意していてもカチャカチャと音のたってしまう乳白色の陶磁器の器具を棚から取り出し持参してきた白色やら赤色やら紫色やらの円錐状の小さいかたまりをとその凹型の容器の中へ放り込んでいった
「さあ、はじめましょうか」
決意を自分で確かめる為にガウンの袖をめくる
・・・・ゆったりとしたデザインなので結局はまたもとの位置に袖口が落ちていってしまうのだが、気は心だ
手早く済ませなくてはいけない
神経質な人だからノンレム睡眠にはいったらすぐに気配に気付いて(彼は大抵となりの部屋で寝ている)こっちまできてしまうだろう
彼女はコーンの形に固められた匂いのする粉とさらに取り出した白い小さい錠剤をまたもとの粉末にもどす作業をはじめた
全体がぼろぼろと粗い粉になったころ、ドアの開く音と後ろに何か人の気配を感じて振り向く
「先生?」 ・・・・いや、先生ならすぐに(怒って)声をかけてくるはずだから違う
それに、先生の部屋へ繋がるドアは気配とは反対側にある
暗くて顔がよく見えない
「このような時間に模範的な生徒は出歩かないと思うのだが・・・・?」
聞き覚えのある声、顔はまだ見えない
「どちらさまでしょうか」少々、形式的な問いかけかただった
ここは実験室ではあるけど ほとんどスネイプの自室のようなものだ、嫌われ者の先生の部屋にくる人は少ない
「・・・・失礼、お嬢さん。私はルシウスマルフォイだ」
不審な侵入者は2・3歩前へ出て右手を差し出した、上を向いた手のひらが少し嫌な予感だ
「マルフォイ、マルフォイ・・・・・ ああ、ドラコマルフォイ」
納得して自分も右手を差し出す
ルシウスマルフォイはうやうやしく(まわりくどく)その手をとると軽く腰を折り、あろうことか手の甲にキスをした
・・・・これだから金持ちってやつは
「まだ社交の場に出ていないお嬢さんには早かったか?」
微妙な含み笑い 一瞬なにも判断が出来なかった私に向けて
「だが、そのような格好で部屋を抜け出してくるお嬢さんには相応だろうな」
・・・・・勝負服だ
「先生以外のだれかが、いるとは思いませんでしたからね」
カウンターパンチは「ほう・・・」細めた薄灰色の目でかわされた
「それで、君は今何をしているのかな?」
ルシウスマルフォイはテーブルの上に散らばったコーン形の香を指でつまんで持ち上げた
「・・・・・いい香りだ」
「シナモンです、それ」
茶色いかたまりを彼から取り戻してすりつぶす為に皿へ加えた
「これは?」
薄紫のかたまりを顔の鼻近くで振った
「ジャスミン」
受け取り、すりつぶす
今度は赤いものをとった「これは?」
「ストロベリー」
今回は必要無いのでそれはテーブルの上にまたもどした
「・・・・・では、こちらは?」
指が白い錠剤へと伸びる
「アンフェタミン」つまり中枢興奮剤だ風邪薬にも入ってるからこれは合法
ルシウスマルフォイはにやりと笑い、また別の形の錠剤を指す
「これは?」
「・・・・メチルフェニデート」
少しためらったが口に出す、だってこれは非合法
まあ、大丈夫だろう
「パーティーでも開くつもりか?」
たしなめる様子もなく指で錠剤をもてあそびながら楽しそうに聞いた
「いいえ、お香に少し足して焚くだけ」
アンフェプラモンの錠剤を半分に削りながら私は答えた
彼はピプラドロールを指で摘み聞いた「何のために?」
「何のためか? 解らない?」
手を止め、顔を見上げて答えになっていない答えをこたえたそれで十分にわかるはず
ルシウスマルフォイは自分より明らかに小さい少女を末恐ろしそうに目を細めて眺め、歌うようにしゃべる唇をピプラドロールの摘まれた指で塗りつけるようになぞった
「ためしたことは?」
「・・・・・・まだ」私はまだライトユーザーだ
目の前の上流階級に身を置く紳士はにやりと笑い
「微量だから問題はあるまい」と口の中に押し込んだ
舌で押し返す事も出来たけど、成り行きに身を任せることもまたいいだろう
「わたしだけ?」
白いかたまりをのせた舌を突き出し笑う
「お望みならば付き合おう」
彼も笑った
テーブルの上からエフェドリンのかけらを取り上げ、まだピプラドールの含まれた口内、くちびるで咥える
ふらつく私を満足そうに支えるルシウスマルフォイの口元へくちびるを近づけて舌でタブレットを押し込む
腰に手のひらが押し当てられた事を感じる
拒否の行動は微塵も感じられなく逆に舌を吸いとり、なぞる
舌の上で溶けていく少し苦い錠剤をお互いに唾液と共に飲み込んで口を離した
「・・・・ふらふらする」
ヒールのミュールなんてもう履いてられない
「じきに慣れる」
腰を両手で掴まれ、かるく持ち上げられてテーブルの上に腰を下ろされた
ミュールが石の床へ音をたてて落ちた
だらしなくたらした足元へルシウスマルフォイがかがみこむ足の上を、上へと滑っていく舌 足の甲からすべる舌 ふくらはぎをなぞる指
「・・・・っ」声にならないただの音が口からついて出てくる
「薬が効いていつもよりも敏感になっているだろう?」
意地の悪そうな声がするけどもう理解できない
閉じておくことの出来なくなった唇からはだらしなく喘ぎ声が漏れ その声により、いっそう感覚がするどくなった
ルシウス氏の顔(くちびる)が腿まであがり 見上げているはずの目にみくだされているような気分になりいたたまれなくなる
ひとつ軽いキスがくちびるにおりてくる
くちびるを軽くかさねた途端に、ねっちこいキスが開始された
からませた舌をお互いの唾液が行き来する 柔らかく舌を吸われ、また吸いかえした
いつのまにか肩に置かれた手が背中へと滑り降りていった
反射的にぴくりと背中が勝手に反った 布の上からとは思えない、直接内部を刺激されるような感覚に頭がくらくらした
ルシウス氏の手が背中を這いはじめると同時に 鼻腔にかすかなシャネルのエゴイストの香りが漂ってきた
今まで気付かなかったくらい微量なものだったが たちまち周囲の空気はエゴイストの香りに支配された
もう片方の手が 頬、喉、鎖骨とじれったく移動しながら乳房へ到達し、指をひろげ手のひらでもちあげるように手をあてる
くちびるのはしからは熱く蒸れた吐息がもれた
おしつけられた唇のせいで酸欠にふらふらになった脳が酸素を求めている
首をよこに振り、くちびるを引き離す ようやく自由になった
くちびるで酸素を肺に送りこみたいのに呼吸が上手くできない
息を整えようと横隔膜をおおきく動かそし、肺に空気を送り込んだ
また顎をつかまれて食い尽くされるようにくちびるを貪られる
体の上をすべる手はいつのまにか背中の複雑なレースアップ(編み上げ)を攻略し素肌のうえを撫でていた
身を捩じらせてその刺激から逃れようと脳は考えて電気信号を送っても身体はうごかない
それどころかはからだをおしつけるようにルシウス氏にしなだれかかり体重を預ける
ルシウス氏はそれをうけてさきほどよりもやや力をこめて膨らみを変形させる
声とも息ともいえない湿った吐息と肯定の意味を持った否定の言葉が口からついてでてくる
満足そうにルシウス氏は目を細めた
脇の下に手を差し込まれて床の上に膝立ちをするように下ろされる
つめたい石の床がほてった身体に心地良かった
かすみがかっている意識で上を、ルシウス氏を見上げる
カチャリと金属の音がした ベルトの金具の音だった それがどういう行為なのかはすぐに察しがついた
「・・・・せっかちなお嬢さんだな」金具がはずされる事をまたずに膝のあたりの布をつかみ、擦り寄ろうとするにルシウス氏が苦笑う
ちりちりと音をたててジッパーが下げられた
勃起した性器をてにとると 一瞬の躊躇のあとそれにくちずけた
先端から根元まで唾液を塗りつけるように触れるだけのキスを押しつけていく
エゴイストはいまだ鼻腔をくすぐりつづけていた
それをくちへふくむと特有の苦いような塩の味が口内に広がる
くちびると舌で愛撫されていく肉色の器官はより硬さをまし先走りの液を先端から漏らし唾液と混ざり合った
舌と口の粘膜をぴったりと沿わせて上下する
は左手で顔にかかる髪をそっと耳にかけ 右手で根元を押さえ舌を絡めて彼を咥えつづけた
吸いたてる音の中にの吐息が交じる
ルシウス氏はの頭に手を添え、髪を指で梳く
そしてそのままを押さえたまま、射精寸前の怒張を彼女の喉奥を突く様にねじりこんだ
のどのおくに苦い淀んだ粘液が流れ込んでくる
頭を押さえられたままルシウス氏の肉棒が口を封じている限り、はそれを吐き出すことが出来ない
息苦しさに耐えて口の中に溜まった精液を飲み込んでいく
粘つく液体を飲み下し、嘔吐がこみ上げかけた時ようやく彼の性器が引き抜かれた
飲み下し損ねた粘液がくちびるから糸をひいて床に落ちた
けほけほと咳き込み、のこっていた液体を吐き出し、は呼吸を回復させる
喉元まで迫っていた嘔吐感を何とかのみこむと さきほど咳き込んだせいで潤んでいる目で上げ許しをこうように顔を上げた
「・・・・・・ここまでだな」
手早く元のように身支度を整えるとルシウス氏は言った
「・・・え?」
響いてくる足跡 ああ、ヤバイかも
荒々しく扉の開く音がした
「誰だ!」
先生だ
「ああ、セブルス」
2人は顔見知りらしい
「・・・・・マルフォイ」
一方後ろへ先生が引いた
「なぜこのようなところに・・・・後ろの生徒は、か?」
駆けより、かがみこんで 様子のおかしい私の顔を覗き込む
(普段とはかけ離れた理性の)私はすかさず先生に抱き頬を舐めた「どうした」
肩をつかんで引き剥がす 心配そうな顔がとてもいい
「なにがあった」マルフォイの顔を見上げ荒い調子に声でたずねる
「君の部屋から物音がしたのでな」
ゆっくりと腕を組み「のぞいてみたらこのお嬢さんがうつろげにしていたので近寄っただけだ」と言った
「これは・・・」
テーブルの上に散らばったタブレットへ目線を移す
「私が来た時にはもう服用後だったようだな」
ぬけぬけとマルフォイはそうのたまった
「来い、!!」
怒りに満ちた声で腕を引かれた
テーブルから落ちるように床へ下りた
「・・・・な、何・・?」
足がいう事を聞かず、その場にそのままへたりこんだ
「悪いがマルフォイ、この場を少しかたずけておいてくれるか
」
「ああ、承知した」
「薬はすべて捨ててかまわん」
(・・・・あれ、結構高かったんだけどな)
軽く会釈をして先生は動けない私を抱えあげ、部屋を出て、廊下を進んだ
「どこに行くの」
「医務室だ」
「どうして」
相変わらず歩調を緩めずに先生は厳しく答えた
「胃洗浄だ、マグル式でな」
「え?」
私の間抜けな問いの意味を持った一音節の、本来は意味のない音に先生は「もう脳にまわっているようだからあまり意味はないが、今後のいい薬にはなるだろう」と冷たく言い放つ
血の気が一気に引いた
その後私は医務室で容赦なく喉に突っ込まれたチューブから大量の精製水を飲み
かなり辛い思いをしてそれを吐き出した
吸引と注入を必要以上にくりかえされて朝にはもうくたくたに
なっていた
それをずっと先生は厳しい目で(厳しい言葉をかけながら)見
ていた
最期に「今回は学校には黙ってておいてやる、だがもし次があ
るようならばこれだけでは済まないと思え。更に直腸洗浄をく
わえたうえ退校にしてくれる。」と苦々しげにこう言った
ちなみに私は「強力な魔法薬を誤飲してしまった」という事になったらしい
翌日の私が医務室から開放されたころにはもうルシウスマルフォイはホグワーツを去っていて文句の一つも言えなかった
そして、ほぼ一睡もしていないのに残酷にも先生は次の日授業を休む事を許してはくれなかった
もう、金持ちには騙されまい
(いや、自分が悪いですってば)
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ドリームって言うか微妙なんですけど(笑
この話を読んだ方は
http://www.dapc.or.jp/
を御参照のこと。
興味本位で行くも良し、私のようにネタにするも良し
百害あって一理無しな代物ですので
(もちろん、治療、ホスピスな使用は必要です)
私の知識はハッタリに近いので
「うわーコイツ間違ってやがるー」
とか思った方はぜひともご一報ください
ていうか、夜中にスネの部屋に何しに行こうとしたのさルシウス氏
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エロ強化月間につきエロシーン書き足しました
どうやら私は長いエロには耐えられないみたいです
そんなに表現思いつかないっての
・・・2こ同時進行だったしね。
内容がかぶらないように必死でした。
・・・・このサイトのルシってフェラばっかだね。
トラ
2003/5/24