「あたし、ドラコのお父様に会いに行く!!」


の言葉は悲しく彼らの胸に響きました。
のその言葉は、もうみんなと旅をしないと同じ意味を持っていたのですから。


リドエルはそんなに拗ねたような目を向けてどこかへ去っていきました。
フレジョはのバカヤロー!と叫んでどこかへ走っていってしまいました。
ネビルは…ネビルだけはまだを見上げていましたが、が完全にドラコだけしか見ていないことに気がつくとがっくりと肩を落として離れていきました。
今まで苦楽を共にした仲間をなくしてしまったんですよ、
貴方が捨ててしまったんですよ、


ああ、には私の声も聞こえていないのでしょうか。とても悲しいですね。
はドラコに肩を抱かれて大きなお屋敷へ招かれていきました。
ドラコのお屋敷でしょうか―――とても大きいです。


「初めましてミスターマルフォイ。と言います」


遠く遠くの背中に哀しみを感じますが、これもの選んだ道なのでしょう。
私は遠くからを見守っていますよ、ずっとね。


得てして、素晴らしいお金持ちをゲットしたはそれからドラコと婚約し、お金持ちで優雅な生活を過ごしながらときおり刺激を求めて世界を旅するセレブトレイナーになりました。
ときどきそんなを見に来る誰かがいることは、私だけが知っていることです。



めでたしめでたし?