still glow love






は教師と生徒という職業の中であまりつくることのできない時間、貴重で重要なコミュニケーション。
つまり朝のピロートークをキャンセルして地下の研究室におりていってた。

目を覚まし、ベットから滑り出て、静かに部屋を出た。きっとスネイプはそれに気がついただろう。彼の眠りはとても浅いのだ。
しかし、彼は名残惜しむ事もなく目も開けずにが部屋を出ていく事をゆるした。
まあ、そんなことはどうでもいいことだ、とは思うことにする。
あまり気にしていてもしかたがない。自分には今、重要な作戦があるのだ。



いちおう実験室はフリースペースになっていてるので生徒はいつでも自由に使う事ができる。
・・・・もちろんこんな朝から開いているわけはない。スネイプの部屋からカギをこっそり持ってきたのだ。
たとえ朝でなくても、実験室を使うには魔法薬学の教師であるスネイプの許可がいる。
スネイプにわざわざ自分からかかわろうとする生徒は少ないため、普段からテスト前をのぞいて使う生徒は少ないのだが。

は誰もいなく、薄暗い実験室を我が物顔で通り過ぎ、教師用の実験準備室のドアのカギを開ける。
あまり危険ではない薬品なら記帳は必要であるが、自分で好きなように使う事ができ、薬品の棚は実験室後方の棚に陳列してある。
しかし彼女が今めざす薬品は、生徒の無断使用は禁止、たぶん申請しても許可はおりないだろう。そんな材料でそんな薬品だ。
(学校はその魔法薬の乱用を避けて、その薬品自体はもちろん、材料までも規制している)
スネイプの部屋から持ってきたカギの束のなかから小さなものを選び、生徒使用禁止の薬品保管庫の両開きの扉を開けた。
目当ての材料をえらび、実験室の作業台にのせる。
魔法で火を焚く、小さめの鍋を選び火にかける。真剣な作業を静かに行う。地上ではそろそろ朝日のぼるころだろう。
でも現在地底人である自分には関係ないことだ、とは一人でわらった。
反応を座って待つ。机に頬杖をついた。

そんなに複雑でもない魔法薬はもうそろそろ完成するだろう。ああ、完成した。
薄い色の魔法薬を瓶に詰める。1、2、3瓶。1つは自分用に、あとの2つはそれぞれ友達に。
・・・・もっと作って売ればよかったかもしれない。


自分を呼ぶ声に振り向いた。

「先生」

静かに近づいてくるスネイプに、鍋や材料かなんかを隠す事もしないではただ彼を見ていた。
「べつに君が我輩に無断で何をしようとそれは君の自由だからかまわんが」
スネイプはの隣の椅子に腰をおろす。
「カギを無断で持っていくことは倫理的にどうかと思うのだが、君はどう思うかね」

「嫌味ー?」

スネイプはかたをすくめてみせる。
「別に。自分の意見を遠まわしに主張したんだ」

「はっきり言えばー?」
わざと語尾を延ばしていらだたせようとは思った。

「何をだ?」

「なんでも。」

「君こそ何を言いたい」


は無言で小瓶の封をあける。するとその魔法薬特有の甘い匂いがあたりにひろがった。
この薬を学校の魔法薬学の教師であるスネイプが知らないわけはない。
半分ほど液体を口に含むと、スネイプの襟首をつかみぐっと引き寄せた。
にやりと笑う、口の端から魔法薬が一筋首をつたい、鎖骨のくぼみに落ちた。

「・・・・・。」
何も言わず眉間にシワをよせるスネイプの目をみて、目をあけたまま、目を見つめつづけたままくちづける。
なにかしゃべりかけていたスネイプのくちびるは開いたままで、透明なピンク色の液体を流し込むことは用意だった。
スネイプはすこしむせる。それでも愛の妙薬を飲みこんだようだ。

はもう一度、瓶に口をつけ、魔法薬を口内に溜める。
今度は襟首を掴まずにスネイプの首を抱いた。目が合う。そして目を閉じた。
スネイプはとくに抵抗しないようすでからのニ度目の口移しを受けた。
くちびるを薄く開け、舌をうける。唾液と魔法薬はふたりの口内をいききし、の背中には手が回される。
強く引き寄せられ椅子から滑り落ちそうになったをスネイプは膝の上におろす。
飲み干されずに垂れた液体は、ふたりの密着した皮膚をつたい、それぞれの衣服に染み込んだ。
愛の妙薬の甘い匂いに酔いそうだ、と思った。匂い以上に甘いことがいまここにあるのだけれど。




「これで気はすんだのか?」

長い長いキスのあとの雰囲気でもスネイプの気分は変わらないようで、うんざりしたように彼は言った。
「服がよごれたな、この匂いは落ちないんだ」
そうにがにがしげに言い、顔をしかめた。そしてさらに言葉をつづける。
「どうした、はやく片付けろ」

ようやくはなれたくちびるから息をもらしてはうなずく。そして満足そうにほほえんだ。









スネイプの部屋で、向かい合ってバスタブに座った。

湯気のせいで、体に染み付いた甘い匂いがあたりに充満する。

ゆるい、痛くない程度のシャワーを壁に固定してバスタブの水面に降らせた。
ちょうど2人の膝あたりに局地的でやわらかい雨がどしゃぶりに降っている。
あたたかい雨ほどしあわせな気持ちになるものはない。
は手のひらでシャワーの雨を受け、ほほえんだ。

「でも安心した」

「何がかね?」

「先生が、薬のんでも変わらなかったこと」
はスネイプに近寄り、首に腕をかける。

「それって、飲む前から私のことが好きだったから何も変わらなかったんでしょ?」


「どうだかな」




「・・・・参考までに聞くだけだが、どれくらいの濃さで作ったんだ?」

「その場で抱きしめて「愛してる」って100回叫んじゃうくらい・・・・先生の愛はそれより深いのね」

スネイプは目線をはずし、の腰に両手を回す。
そのまま軽く持ち上げの背中を自分に向け、後ろから抱くように腕をまわした。
「何?顔見るのが恥ずかしいの?」
はスネイプを見あげてわらった。

「君こそどうなんだね」

「私も、飲んだもの」
はにこりとやわらかく笑う。

「そうだったな」

とスネイプはかすかにほほえんだ。





2人の腕と脚をあたたかい雨が打つ、光をうけた水滴はきらきらとひかる。
額にはりついた髪の毛を指ではらい、もう一度キスをした。


















-----------------------------------------


シャワーあびながら湯船につかってうっかり上をむくと鼻に水が入ってすさまじく痛いです。
あたるなら首の後ろが修行にも肩こり解消にもなっていいと思います。

素材としての雨は好きです。本物の雨は家のなかからみてるだけでじゅうぶんです。
これから梅雨ですね、あーーーいやだな。


そういえばドリ主人公はいつも不安がってるんですけど、それはどうしてですかね?
いままで自分の書いたドリを読み直してみたら、純粋なイチャラブってないような気がする。
「まぶた/すがた」ぐらい?でもあれもちがうしなぁ・・・・

タイトル、全角でloveって打ったら、「ぉヴぇ」になってちょっと笑いました。
「リトルO」+「VE」で変換されたんですね。ぉヴぇ。ぉヴぇ。

てゆーかふたりとも授業とかいいんですか?休みの日ですかそうですか。


トラ

2004/5/17