wanna H.Q.!
どうして私は今こんな事そをしなくてはならないのだろうか
いや、理由はもちろんわかってるんだけどさ
魔法薬学の居残りあとかたずけなんだけどね
事の発端は、ほんの小さな私の・・・・・
(本当に、すごく些細なんだってば!)
・・・好奇心でございました。
(人はそれを一般的に”いたずら”と形容するらしいですが)
授業の終わった教室の中で
目の前のテーブルの上には試験管,軽量機,鍋。
それも大量に。
(しかも汚れも大量に)
「うわ、何コレ。」
・・・・・誰よ、間違えてカエルつぶしちゃった大馬鹿者は。
しかも取れないし、内臓。
そうそう、そんなものを私がコレクションしているとは思わないで頂きたいわ。
そんなもの集めたいわけないじゃない。
「もう、最低。」
銀色のカップを磨く指がとまる
「投げ出して遊びに行っちゃおうかなぁ」
今日の夕食は何かなぁ
空が青いなぁ
「手が、止まっているようだがどうかしたのかね?」
顔をあげると準備室の扉が開いていてスネイプ先生がこっちを見ている
腕を組んで、不機嫌そうに。
わぁ、ヤバイかもしれない。こっち来るし!
(いや、大歓迎なんだけどね)
「ミス 」
いつから見てたんですかこの陰湿教師は
「崇高なるスリザリン寮から点を引くのは忍びない事だが」
足音を立てて近づいてきた先生は私の向かいの椅子を引き腰をおろす
「それで君の素行が良くなるのならば我輩は涙をのんで点を引こうではないか」
「へえ、先生に涙なんてものがあったんですか」
鬼の目にも涙ってやつですか?
「だいたい、先生心狭すぎ!」
「我輩のどこが 心が狭いというのかね?」
「いいじゃないですか、アレくらい」
「・・・・ほう?」
あぁ もう!!
「アレくらいの事で居残りのあと片付けしろとか言うし」
あ、先生の方眉が上がった
「あれくらい?」
「授業中の教師に足をかけて転ばそうというのが可愛いイタズラか?」
そんなにオオゲサな事じゃないってば
・・・・・・結局転んでくれなかったし、残念。
「よろける先生を抱きとめようとして一緒に転ぶっていうのが
ねらいだったんですけどね、王道じゃないですか。」
「何の王道だ、何の」
まあ、あまり細かいところは気にしないでください
「それに前には確かわざと薬品を反応させて火傷を作っていたな」
それも、我輩がちょうど横を歩いていた時に
まだ腕に跡の残っている火傷を見ながら先生言った
「それは、先生がその場に跪いて火傷にキスとかしてくれたら
うれしいなぁとか思って・・・・」
「どこのハーレクインだ」
「うわ、先生ハーレクインとか読んじゃうんですか?!」
キモッ!!
「読むか、そんなもの!」
「あ、全国のハーレクイン愛読者が激怒しますよ、そんなこと言うと」
結構多いんですから、ああいう恋愛小説好きな人たちって
「でも、そのときの先生の対応は酷かったんじゃないですか?」
「何だ」
「心配もしてくれなかったじゃないですか」
「『余計な事をしていないで実習に集中しろ』
『さっさと医務室に行け』ですよ?!」
もっと思いやりの言葉とかないんですか?
「君の自業自得ではないか」
さらりと言うスネイプ。ああ嫌な奴。
「他にもあったな・・・」
(めずらしく)楽しそうな顔をして私のイタズラの数々を上げ
ていく先生
なんだかバツが悪いんですけど・・・・
ていうか、そういうのって趣味悪く無いですか?ネチネチと。
指長いなぁ、薬品臭いんだろうけど
ふと、思いつく。
「・・・・?・・・何をしている。」
机の上の嫌な汚れ物をはじへよせる
2,3コ落ちたケど気にしない。
「、何をしている」
私はどうやらこらえ性のない人間らしくて
思いついた時にはもう行動に移すことが多いです
気がついたときにはもう腕をのばし
机に身を乗り出して
(っていうか机に片膝を乗せて)
テーブルの上をすべり
(うるさい音をたてて何かが落ちていったけど気にしない)
ただ目的の
「・・・・・髪、油っぽいよ先生〜」
膝の上に着地
(目的が何かなんて聞かないでよ)
「今度 私が洗ってあげましょうか?」
動けないくらいびっくりしてるよこの人
驚かせるのが目的じゃないんだけどなぁ、今回は。
「・・・・・・・、何をしている」
「おヒザだっこv」
一回やってみたかったのよねコレ
「・・・どうせなら、マーキングもしておきましょうか」
「・・は?」
「先生、肌白いからきっと綺麗ですよ〜」
「・・・・・マーキング?」
鬱血と歯形どちらのほうがお好みですか?
「・・・それは、我輩は君のものだという事かね?」
「ええ、そうですよ」
「浮気なんてしたら毒盛っちゃいます」
先生の髪で遊んでいた手を捕られ かるい甘噛みをされる
指をなぞる舌がくすぐったくて足をばたつかせていたら
足をおさえられたしなめられた
「毒を盛るとは、我輩にかね?それとも・・・」
のけぞっていた頭を上げて目を合わせる
「そんなの先生のほうに決まってるじゃないですか」
「そうか」
先生が喉の奥で笑った
「もしも奇跡的に先生が結婚するような事にでもなったら...」
「馬鹿にされているような気がするのだが・・・」
気のせいですよ。
「誓いの言葉のあたりでさらっていきますから」
だから
「覚悟しておいてくださいね」
口に手を当て笑いをこらえているらしい
自分では決め台詞のはずだたのだが。
「それで、十字架で扉でも閉じるのか?」
まあ、先生にしては気の聞いた台詞ですこと。
クスクスと笑いがこみ上げてくる
「それも、いいですね」
抱き付いてみたら抱きしめ返してくれた
まあ、珍しい。
そしてキス
さらに,普段ではしてくれないような事も,
明日は雪でも降るんでしょうか?
クィディッチの試合があるっていうのにね。
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結局、割れた実験用具は
・外がすっかり暗くなったあとに・
先生が魔法でなおしてくださったらしいですよ
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長らくお待たせいたしました
これは17000HITをうっかりふんでしまった瑶玖様に捧げます
(待たせてしまったわりには中途半端ですけど・・・・)
ちなみに「十字架で扉を塞ぐ(閂をかける)」という
罰当たりもはなはだしい行為は映画「卒業」からとりました
元ネタ知らなかったらごめんなさい
そしてHQとはハーレクインの略です。
(だからなんだって感じですけど)
最期に、17000HITを踏んでくれて申告してくれた
瑶玖様に感謝します。
ありがとうございました。
(そして、遅くなってごめんなさい)
トラ
2002/11/20